特集インタビュー求人

医療の環境に「豊かな時間とライフスタイル」をつくりたい!ドクター向けアパレルメーカーの新メディア編集ディレクター・ライターを募集します

DSC_0166

生涯の中で、お医者さんのお世話にならない人は、おそらくいないだろう。

私たちは調子が悪くなれば病院に行くし、健康な人でもお見舞いで病院に通うことがある。しかし、その雰囲気はお世辞にも快適とは言いづらい。
無機質でお薬の匂いがして、居るだけでなんだか緊張してしまう。という読者の方は多いのではないだろうか?

暮らしに身近な施設ながら、あまり快適とは言えない病院。その空間を心地よく変えるために動き出そうとしている企業がある。

医療・ヘルスケアの現場を心地よく

渋谷区神宮前にオフィスを構え、お医者さん向けにおしゃれな白衣を製造・販売しているクラシコ株式会社。同社が製造・販売する白衣は、イタリアのテーラースーツ工房で修行を積んだデザイナーがパターンを起こし、デザインしたものだ。

生涯の中で、白衣を着る人はなかなか少ないかもしれないが、お医者さんにとって白衣は仕事着。サラリーマンにとってのスーツや、料理人にとっての調理服のようなものだ。

身につければ気が引き締まり、仕事にも熱が入る。毎日着るものだから、できたら着心地や、見た目にもこだわりたい。しかし、同社が白衣を作りはじめるまで、おしゃれで着心地のよい白衣は不思議と販売されていなかったと聞く。

DSC_0135
クラシコ株式会社 代表取締役社長 大和 新さん(以下、 大和)「中学時代からの友人がドクターで、彼と一緒に飲んでいた時に『なぜかっこいい白衣がないのか?』と話がはじまったんです。『ペラペラの白衣じゃなくて、デザインがよく、着心地がよい白衣があれば、多少高くても僕は買いたい』と聞いて、白衣を作り始めたのが、弊社の出発点でした」

IT企業のサラリーマンだった大和さんは、資本金5万円を元手に、高校時代からの友人だった、共同創業者でデザイナーの大豆生田 伸夫さんに声をかけ、白衣を作り始めた。

クラシコの白衣ができるまで

大和さんがサラリーマンを続けながら創業したクラシコ株式会社は、大和さんと大豆生田さんのチームとしてスタートした。

最初のお客さんになったのは、創業のアイデアを与えてくれた友人のドクターで、その時に渡した白衣は2008年から7年間愛用されているそうだ。

当初は小規模だった同社も順調に成長を続け、現在は白衣だけでなくナースウェアなどの製造も行っている。当初月間数十着だった受注も、今では月間数千着に伸びているそうだ。

DSC_0181
大和「完成した白衣に袖を通してもらった時に、友人がすごく喜んでくれたんです。その時の嬉しそうな顔が今でも忘れられなくて……。僕たちのオフィスには毎日、白衣の試着に来られる方がいます。試着に来られた方は、最初に白衣を渡したお客さんのように、着心地に驚いて喜んでくださるんです。今でこそ規模も大きくなりましたが、お客様との接点は大切にしていて、その表情や反応が大きなモチベーションになっています」

ここまでお話を聞くと、同社が提供している白衣の着心地が気になってくる。そこで、オフィスにある白衣を試着させてもらった。

上質なジャケットのような白衣

DSC_0203
白衣を羽織らせてもらうと、着心地は白衣というより、質の良いジャケットのように感じた。生地はなめらか、シルエットもすっきりしていて、鏡を見ると自然と背筋が伸びてしまう。

着心地を比べるために市販の白衣も試着したが、袖口は割烹着のようにゴムで留める袖で、生地は使い古したシーツのようにゴワゴワ……、同社の白衣を着た後ではあまり進んで身につけたいと思えるものではなかった。

大和「お医者さんや看護師さんも人間ですから、働く時間の質を高めたいのではないでしょうか。環境が心地よければ、医療従事者のモチベーションも上がり、患者さん側にも良い環境が生まれます。その一部として白衣も存在すると思うんです」

社会人になると一日8時間、週5日は職場にいることが普通になる。暮らしの拠点となる家と同じように、職場は人生の中で長い時間を過ごす場所になる。それが心地よい環境ならば、生きる時間の質はより豊かになるだろう。

いま、同社では、新しいwebメディアを立ち上げている。それは、医療に携わる人と環境に「心地よさ」を提案するメディアだと聞く。

医療の空間には「心地よさ」が少ない?

DSC_0179
大和「YADOKARI や多くのライフスタイル誌のように、職場を含めて、日常を豊かに過ごすための提案をしているメディアはありますが、心地よい医療空間を提案するものは、あまり見かけることはありません。クラシコはお客さんの多くがドクターなので、その声を聞く機会が多いんです。そこで聞いたのが『心地よい職場が欲しい』という声でした」

もしも近くに病院A・病院Bの2つの病院があったとする。そして、2つの病院で受ける医療の内容は同じものだとする。

病院Aは無垢の木材を基調にした、心地いい音が流れる空間。病院Bはアルコールの匂いがする、どことなく無機質で居心地の悪い空間だとしたら、あなたはどちらに通うだろうか?おそらく前者を選ぶ人が多いに違いない。
そして、「病院」と聞いて、多くの人がイメージするのは後者の建物だろう。

大和「たとえば、待合室に不安な気持ちを和らげることができる音を流したり、照明を温かみがあるものに変えれば、患者さんの不安も和らぎますし、日々ハードに働く医療従事者の時間の質は高まると思います。そこで過ごす人や、医療に携わる人が『心地いい、気持ちいい』と思える空間が、いま病院にも必要とされているんじゃないでしょうか」

同社が立ち上げるwebサイトの名前は「Medicatessen(メディカテッセン)」。
Medical(医療) ×Medium(伝達手段) ×デリカテッセン(西洋風惣菜を売る飲食店)を組み合わせた造語で、医療に携わる人の時間の質や、医療空間を心地よく変えていく物を紹介していく予定だ。

スクリーンショット 2015-12-09 17.39.53
サイト内では、快適な空間を提供している病院の紹介記事を掲載したり、医療従事者が普段身に付けるアイテムや、仕事で使うデスクや椅子、照明やスピーカーなど内装環境の提案をはじめ、一見医療とは関係の無さそうな商品も紹介・販売していく予定だという。

大和「新しく立ち上げるサイトでは『医・衣・食・住』をキーワードにしていきたいんです。人が生きていく中で、衣食住と並ぶくらい『医』は重要な要素。例えばの視点ですが、『医療者に巷で評判のトースターをご紹介できたらどうだろう?』と考えてみたんです。休憩室でとても美味しくパンやトーストが食べられたら、医院の勤める皆さんの楽しみがちょっと増えたり、気分も良くなりますよね?そうすれば患者さんへの対応も自然と良いものが増えて、質も良くなるはず。医院に何かひとつ上質な体験を得られるモノ・コトを増やしていくことで、医療従事者や患者さんが過ごす体験や、時間の質が上がるんです」

1368794641_24104
こちらは木でできたスピーカー「Forest notes」。温もりのある木の質感が心地よい Via:forestnotes.jp
top
空間イメージ。国産の木材を使用し、部屋の中にもう一つの部屋を作り出す空間システム「WoodINFILL」Via:uchida.co.jp

病院が好きか?行きたいか?と聞かれて「好き」「行きたい」と答える人はそう多くはないだろう。しかし、webサイト「Medicatessen」が心地よい医療空間のイメージを提案することで、人が好んで選び、行きたくなる病院が増えていくかもしれない。

同社が立ち上げるこのwebサイトでは、現在編集ディレクターを募集しているという。

医療の環境に「豊かな時間とライフスタイル」をつくりたい

大和「『医療』と聞くと、薬事法などの専門知識があるので敷居が高いと感じる方もいると思います。しかし、興味を持って取り組んでいただける方なら、はじめは医療の知識をあまり持っていなくても問題ありません。それよりも、皮膚感覚や五感を大切にした記事づくりや、企画出しができる人が来てくださると、すごく助かります。僕たちが大切にしたいのは、読者さんになるドクターや看護師さんとのコミュニケーションです。専門的な知識は関わって頂いてから少しずつ覚えてもらえればいいと思っています」

DSC_0154
「最初は専門知識がなくても問題ない」と言う大和さん自身もIT企業の出身で、創業当初は医療関係の知識はあまりなかったそうだ。白衣を扱う関係から、社内のメンバーも元アパレル業界のメンバーも多く、医療とは関係ない業界、たとえば元パティシエという異色の経歴を持つメンバーもいるらしい。

大和「今回、編集ディレクター・ライター候補として参加してくださる方とは、どうすれば医療やヘルスケアに関わる時間やライフスタイルの向上ができるかを、一緒に描いていけたらいいなと思っています。ドクターでもサラリーマンでも主婦でも、『心地よい』と思うものはある程度似ていると思うんです。見る人が五感をともなって『これいいな』と、想像できるようなサイトにしていきたいですね」

お医者さんも人間。美味しいものを食べれば嬉しくなるし、良い香りを嗅いだり、肌触りの良いものに触れれば心が安らぐのは同じなのだ。医療の時間や環境をより豊かに、より心地よく変えるのは、もしかしたらあなたかもしれない。

募集は終了しました:募集要項 〜新しいメディアを一緒に立ち上げませんか?〜

trim_IMG_7971