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不動産業界の新しい時代を切り拓くフロントに! 株式会社さくら事務所

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「株式会社さくら事務所」は、渋谷区のなかでも閑静な桜丘町にある不動産コンサルティング企業。今とても注目度の高い、「住宅診断(以降、ホームインスペクション)」の草分けともいわれる会社だ。

住宅購入の際に、新築にせよ中古マンションにせよ、建物の劣化状況や耐久性を気にしない人はいないだろう。ところが今までは、買い手が納得いくまで建物のコンディションについて調べることは、ほぼ不可能だった。住宅を売る側と買う側では、その情報量に圧倒的な不均衡があったのだ。

その状況の打開に挑戦したのが創業者であり、現在の会長である長嶋修さん。1999年、“人と不動産のより幸せな関係”を追求するために、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社として「株式会社さくら事務所」を設立した。以降、売り手側の論理でなく、中立な立場から住宅アドバイスを提供する会社として事業を広げ、確かな地位を築いていてきた。

オフィスのエントランスには、創業者であり、現在の会長である長嶋修さんの著書がズラリと並んでいる
オフィスのエントランスには、創業者であり、現在の会長である長嶋修さんの著書がズラリと並んでいる

その「株式会社さくら事務所」は、非常にフレキシブルな勤務体制でも知られている。業務を遂行できれば出社の義務はなく、海外在住で時差を越えて勤務する社員もいる。悪天候で交通に混乱が見られそうな日は、各自の判断で自宅作業に切り替えることも可能。そこには現在の代表取締役である大西倫加さんの、徹底した合理主義と、バックパッカー生活で培った自由人の気風が活きている。

現在フロントデスクの社員を募集中の同企業。今回は代表の大西さんに、企業のミッションや、ご自身の持つ労働哲学をうかがう。また実際にフロントデスク業務に携わるスタッフのおふたりに、求められるスキルや職場の雰囲気をうかがった。

変化の渦中にある不動産業界で、社会問題の解決に尽力する

YADOKARI:大西さんはどういう思いで「さくら事務所」にジョインされたんですか。

大西倫加(以下、大西):私は元々広告・マーケティング業界で働いていました。弊社の創業者である長嶋に出会うまでは、正直に言って不動産に関して深く考えたことがなかったんです。そもそもが自由人で、家を買って定住したいと思ったことがありませんでしたし。
それが、2004年にマーケティング・PR担当として「さくら事務所」にジョインし、長嶋の考えを知るなかで、大きく認識が変わりました。
弊社のように販売と切り離された中立的な立場で、ホームインスペクションや不動産コンサルティングをする企業が、この国の経済にとっても、個人にとっても、大切な存在であることを知ったのです。
日本の不動産にまつわる常識を変えることは、この国の未来を変えることにもつながると実感し、2013年には代表取締役に就任して、業界の変革に力を尽くすことを決めました。

代表取締役社長の大西倫加さん。バックパッカー経験も。持ち物を少なく、身軽に生きるミニマリストでもある。
代表取締役社長の大西倫加さん。バックパッカー経験も。持ち物を少なく、身軽に生きるミニマリストでもある

YADOKARI:ご自身が住宅購入に対して中立的なマインドをお持ちだったというのは、興味深いですね。それが今は不動産コンサルタント業界におけるリーディングカンパニーの、代表をつとめていらっしゃる。大西さんの仕事観について、もう少しお話をうかがいます。仕事はその内容に加えて、場所や時間などの働く条件も重要だと思いますが、大西さんはこれらについてどのように考えられていますか。

大西:その時と場所でなければできない仕事もありますが、管理されるために出社するのは、ナンセンス。各々のミッションに成果をあげてさえいれば、働き方は限りなく自由でよいのではないでしょうか。たとえば弊社のコンサルタントは在宅と出社を組み合わせた勤務体制を選ぶ人もいますが、成果をあげていれば全く問題ありません。今回募集するフロントデスク業務に携わる社員でも、オランダ在住で、時差を越えてオンラインで勤務しているメンバーもいます。悪天候や体調が悪いとき、また介護や育児などで家に居る必要が出来たときに、仕事を自分に合わせることができる。本来はそうあるべきだと思いますし、働く側も、どこに居ても成果をあげられるスキルを身に付けて欲しいと思っています。

YADOKARI:育児や介護と仕事を両立できるのは、長い人生を考えると嬉しいですね。

大西:不動産業は本来とても女性に向いている職業だと思いますが、女性ならではのライフイベントに仕事を合わせることができずに、働き続けることを断念してしまうケースが多いのです。それは非常にもったいない。もちろん男性も、育児や介護に積極的に参加する必要も意義も大きいですし、弊社では男女ともに仕事とプライベートを両立できるような体制をとっています。

YADOKARI:確かに、人生には、仕事のやりがいと、プライベートの充実、どちらも必要ですよね。続いて仕事内容についてですが、御社のミッションとは、具体的にどのようなものでしょうか。

大西:住宅を購入しても購入しなくても、快適な住まいを得られる社会をつくることです。そして購入した場合は、住宅が資産になることですね。
現状住宅は、買った瞬間から値段が下がっていきます。建物は築30年もすればその価値がほぼゼロということになってしまう。買った値段では到底売れない現実があるから、人は購入した住宅に縛られる。でも今流通している不動産の価値は本質的に精査されたものではなく、時代にあわなくなった古い慣習やシステムをただ継続し続けただけのもの。これは大きな社会問題といってもいいでしょう。
不動産の価値を適正に診断することができれば、住宅は資産になり、それをフレキシブルに活用、売却することもできます。すると不動産を所有する個人にとっては、住まい方の自由が増えますし、日本経済の大きな視点でいえば、金額の大きな不動産の売り買い、それにまつわる産業が活性化することで内需の拡大になるのです。

オフィスの棚はDIY教室を開催した際に、参加者と一緒に手作りしたそう
オフィスの棚はDIY教室を開催した際に、参加者と一緒に手作りしたそう

YADOKARI:今は不動産を建てれば売れるという時代ではなく、むしろ余剰(ストック)が増えています。その価値を正しく診断し、中立的な立場で伝える存在は、切実に必要とされていますね。

大西:時代がパラダイムシフトしていく躍動感のなかで、先頭を切って不動産業界を改革していく意義を共有していただける方に、ジョインしてもらいたいです。

助け合えるメンバーに囲まれ、仕事もプライベートも充実させる

YADOKARI続いて現場で業務に携わっている佐藤友紀さんと伊藤扶美子さんにうかがいます。業務で必要とされているのは、どういったスキルでしょう。

左が佐藤友紀さん、右が伊藤扶美子さん。佐藤さんは中学生のお子さんを持つ、お母さんでもある
左が佐藤友紀さん、右が伊藤扶美子さん。佐藤さんは中学生のお子さんを持つ、お母さんでもある

佐藤友紀(以下佐藤):お客さまが最初にコンタクトをとる部署なので、その段階ではご相談内容がはっきりしないことが多いのです。ですから、お話に耳を傾けてどんなご要望があるのかを探る力と、少ない言葉のなかからキーワードを拾って適切なサービスに誘導する会話力が必要ですね。

伊藤扶美子(以下伊藤):マルチタスクを処理する能力も必要だと思います。私が業務に携わってまだ4カ月だからかもしれませんが、電話を受けている間に、いろいろ調べものをしてお答えすることも多いので。

佐藤:それはベテランになっても必須の能力ですね。自分の作業をしながらも仲間の状況を見て、ヘルプに入ったりもしますから。仕事内容は、窓口としての電話対応やお申し込みメールの返信が主ですから、迅速に事務処理ができる能力も求められます。

YADOKARI:なるほど。お客さん相手のお仕事ゆえ、人当たりの良さと信頼感がある人がふさわしそうです。

伊藤:ホームインスペクションや不動産コンサルタントという業種自体が新しいものなので、フロントデスクへのお電話が業界全体との最初の接点になることもしばしば。ですから、このお電話がサービス広まる一歩になればという思いで、仕事をしています。

フロントデスクの仕事風景。手前のモニターでは、オランダ在住のメンバーとオンラインでつながっている
フロントデスクの仕事風景。手前のモニターでは、オランダ在住のメンバーとオンラインでつながっている

YADOKARI:営業的な仕事だと、自分が薦めるサービスに共感できるかどうかは、やりがいに大きく関わってきますよね。では働き方の部分はどうでしょうか。

佐藤:フレキシブルな勤務体制によって、出社か在宅かを自分でコントロールできるのは嬉しいですね。フロントデスクの仕事は、会社のなかでは出社する必要性が高いのですが、それでも必要なときは自宅勤務に切り替えることができます。資料などは全てクラウドに上がっているので、家からでもオフィスと同じ環境で仕事ができるんです。

伊藤:出社しているとき、残業がほとんどないのも嬉しいです。忙しい時期でも皆で助け合って、定時に仕事を終わらせるようにしています。オンオフの切り替えがはっきりしていることで、余暇を充実させられるのがよいですね。

YADOKARI:おふたりは、オフタイムをどう過ごされているのですか?

佐藤:オフタイムに限らないのですが、仕事のスキルアップを目指して英語の勉強をしています。ホームインスペクションは、海外では一般的なサービスなので、日本での不動産投資を考えている外国人からのお問い合わせも多いのです。当面はその対応ができるようになることが目標になっています。実は社内にフィリピン人の女性スタッフがいて、彼女と会話しつつ英語の勉強をするのが、楽しい時間です。彼女、とってもかわいらしい人なんですよ!

YADOKARI:おしゃべりでリフレッシュして英語のスキルアップもできるなんて、一挙両得ですね。

伊藤:私はシブヤ大学というNPOでボランティア活動をしています。シブヤ大学は渋谷の街をキャンパスとして、幅広い学びの活動を提供することを目的とする活動なのですが、そのなかで映画祭や音楽祭の運営を行っているんです。ですから、私にとって会社が渋谷にあることは大きなメリットですね。

YADOKARI:おふたりともご自身の仕事のミッションをきっちりとこなしつつ、プライベートも有意義に過ごされているようにお見受けします。その働く姿勢には、「さくら事務所」のフィロソフィが受け継がれているようです。最後に代表の大西さんが考える「未来の働き方」についてうかがいたいのですが。

大西:時間と場所に縛られ、お金のために「働かなければならない」といった意識で行うような仕事は、将来的には人工知能が代替していくことになると、私は感じています。ですから、未来に向けて私たちはよりクリエイティブな働き方が求められるのではないでしょうか。

YADOKARI:人間はどんなときにワクワクできるのか? それは新しい世界を作ろうとしているときなのだと思います。お話をうかがっていて、社員のみなさんの感じているワクワク感が、伝わってきました。
また、企業として大きなビジョンを持っているということも、「さくら事務所」の魅力ですね。ホームインスペクションなどのストック物件活用の取り組みは、YADOKARIとしても興味を持っている分野。またぜひお話をうかがいたいものです。